医療データの安心な連携分析で
健康な社会を創る

当協会について

医療データ連携分析基盤協会は、医療データの国際的な共通規格を通じて、医療データ活用の検討、とりわけ複数拠点のデータを連携させて実施する各種研究・実務に寄与する仕組みを検討し、仕組みの共通化を図ることにより、医療データ活用をより広く推進し、健康向上をめざす社会に貢献することを目的としています。

お知らせ

2023/04/12

ウエブサイト開設しました。

2023/03/22

一般社団法人設立しました。

理事長挨拶

リアルワールドデータと呼ばれる医療機関における実診療のデータを、多数の医療機関を対象にして分析する活用法が日本においても発展しています。これまでデータ活用に当たってはデータを1カ所に集めて分析等に利用する方法が主にとられてきました。この場合リアルワールドデータ集積は特定の分析目的ではなく、集積時点ではまだ不明である様々な目的に利用されることになります。不明な目的のために医療機関の外部にデータを出すことに懸念がもたれる場合があり、特に国際的に活用しようとするときには日本とは異なる意識や法制度下で利用される可能性もあり、大きな課題になります。このことへの解決の方法として、データを1カ所へ集めず元の場所においたたまで、具体的分析ごとに連携して進める方法が少しずつ広がっています。連携分析のためには、共通の形式・共通の用語を用いたデータ格納が必要になります。さらに国際的な連携をするためには、国際的な共通形式・共通用語を持つ規格が必要です。この分野においてオープンで自由に採用できる国際的な規格としてOMOP CDMというものがあります。OMOP CDMは世界80カ国に広まり、リアルワールドデータの国際的な連携分析が実施されています。日本でもこの規格を用いて実際に連携分析が実施できるようになるためには、その基盤整備が必要です。そこで、連携分析のための共通基盤の整備に取り組み、国内・国際問わない医療データ活用のための活動を進め、ひいてはより健康な社会の形成に寄与する非営利の新組織を設立しました。

平松 達雄

理事・監事

代表理事

平松 達雄

(国際医療福祉大学 教授)

理事

松本 繁巳

(京都大学 教授)

理事

木村 映善

(愛媛大学 教授)

理事

青木 義明

監事

興梠 貴英

(自治医科大学 教授)

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